筒居 LP20251205
制作を始めた頃から、私はずっと「飲み心地の良さ」にこだわってきました。
繊細なグラスで飲むと、同じ飲み物でも風味の広がりがまったく違う。
その体験に魅了されたのが始まりです。
ただ、高価なグラスほど扱いが難しく、ちょっとしたことで割れてしまう。
リラックスしたい時間なのに、どこか気を遣いながら飲むことにも、ずっと違和感を感じていました。
「気軽に使えて、味わいもしっかり楽しめる。
そんな「ちょうどいい一杯」の器があればいいのに。」その想いが、このグラスづくりの原点です。
従来のガラス製グラスは、
①成形 → ②リム(飲み口)加工という工程で作られます。
しかし、薄くつくろうとすると、リム加工の際に割れやすくなり、結果的に価格が高くなるという課題がありました。
そこで本製品では、金型側で飲み口の薄さを仕上げる独自の形状を採用。
追加加工を行わずに、高い精度の極薄口を実現しています。
この構造により、
✔ 割れにくい
✔ 口当たりは驚くほど滑らか
✔ それでいてコストも抑えられる
という、従来にないバランスを持つグラスに仕上がりました。
匂いの成分は粒子ですから、風などの影響を受けます。
=内すぼみ形状の方が気流の流れから成分を守れます。
また、同じ器、飲み物でも少し余裕を持って注ぐとそのスペースに香りがよく保持されます。
- ✓ 自分のテンポで飲める
- 誰にも急かされず、自分の舌で確かめられるうまさ。
気分やペースに合わせて他人の目を気にせず楽しめる。
- ✓ 記録・検証がしやすい
- 味や体調、感情、銘柄を記録・ログ化でき、再現性のある飲酒体験が可能になります。
たとえば、いくつかの異なる銘柄を並べて味を比較するなど、飲み屋では難しい検証も自分のペースで行えます。
- ✓ 空間に拘束されない
- 街で飲んだ後の、電車による移動や拘束が発生しません。
また、静かな環境を選べば、思索や創造的活動と両立して
楽しめます。
- ✓ 原価に近づける
- 中間コストが発生しないので、質の高い飲み物を原価を抑えつつ楽しむことができます。